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2015
09.26

うちのバジルに教えられます

Category: バジル
バジルの花が咲きました。
P1100812.jpg

このバジルは最初から不耕起・無肥料の場所で育っています。
種は昨年の自家採種でした。
今年の1月6日に種を室温の床暖房の上で発芽させたのがスタートでした。
「バジルも発芽しました」の記事にリンク
そして、やっと花が咲きました。
「バジル早く蒔いた種のその後」にリンク
5月に苗を定植したのと、7月末に室内の鉢植えしていたのが、コスモスと一緒にその不耕起・無肥料の畑で育っています。
7月に鉢植えを畑に植えた時のブログの最後に「それでも,バジルの成長はのんびり屋さんです。」と書きました。
今までいつ枯れてもおかしくないような成長ぶりでした。

一粒の種が持ち合わせている種の個性。
これは遺伝子と自然の組み合わせで一粒ずつの個性で育ち、その成長を手助けするのが育てる人の役目ではないのでしょか。
人間一人ずつが持ち合わせている個性も同じではないかと思います。
一卵性双生児は、まつたく同じようなクローン人間のように思われがちです。
私も自分の子供が双子で生まれるまで、そう思っていました。
世間ではお揃いの服を着ていると「似ている、似ている」、「可愛いね!、写真撮らせて!」などと言われたりもしました。
私は、生まれた時から個性の違いに気がつき、「一個の人間」として「個性を尊重」して育てようと決心していましたので二人を比較したことがありません。
優劣としては考えず、ただの差違として認めるということを心がけました。
今では、二人が似ていると思う点はほとんどありません。

しかし、体の成長はちょっと違っていました。
人間も、食が細くてモヤシのようでも元気で育つ人も大勢います。
いかにも健康そうな体格なのに病弱な人もいます。
我が家の双子の娘も幼い頃、二人がこの相反する資質を持ち合わせていました。
食の細いひ弱そうな方には、できるだけ食べさせようと親である私は苦労しました。
もう一人の、いくらでも食べてしまう方には太ってしまうので制限していましたが、思うように行きませんでした。
今大人になって思うのは、体質的にも二人ともそれぞれ違った個性を持ち合わせていたのだということです。
二人が親元を離れて、別々の人生を歩みだすと、その根っこから吸収するものも違ってきてますます違う個性を持つようになりました。

野菜を種から育てていて思うのは、スーパーに並ぶ規格品のような野菜はまったく育ちません。
まして無肥料・非耕起にしていくと、できる時期は違うし大きさも違うし勝手に育ってるといった感じの野菜です。
また私の育て方は間違ってるのではと、比較して焦ったり迷ったこともありました。
しかしその野菜や土が自分で育つていこうとする力を信じて待っていると、けっこう野菜が答えてくれていることに気がつきました。
そういう気づきが多くなり、より良く育つための手助けをしてあげる。
そうすると野菜もよりよく育ち、このやり方もありだなと思えてきました。
野菜もうちの子を愛おしく思えてきました。

これは、まつたく子育てと同じです。
「早くしなさい!」と親の都合で急かしたり怒ったりばかりしていると、子供はますます親の期待に応えてくれることがなくなる気がします。
親のイライラは子供にも感染し、悪化する一方ではないでしょうか。

うちののんびりバジルの成長を見ていて、いろいろ感じるところがありました。
今花が咲き始めているのですがひ弱なバジルです。
種が採れるまで、どこまで頑張るのか今まで通り見届けてあげたくなりました。
ちなみに、まだ収穫はしていません。

これは余談ですが、先日テレビニュースを見ていたら、値上げでスーパーの競争も激しく、対策として消費者が求める商品としての野菜の画一化が益々厳しくしていっているという。
例えば、パート店員に朝にチェックをさせ、ほんのわずかの傷、色や形の違い、鮮度が悪いというのをよけていました。
送られてきたトマトの箱の中にまだ赤く熟していない青いのが入っていたら、写真に撮られメールで配送したところに送られるそうです。
生産者泣かせです。
そのために使われる経費と無駄になる野菜の費用は野菜の価格に反映されていることを、より安いものを求めている消費者が気がつかないのでしょうか。
食べられる野菜や食品を捨てるのを、もったいないと感じないのが今の日本の豊かさなのでしょうか?

私は、とんでもないことだと思います。
人間も野菜も画一化されたら、私はたまりません。
政治家が掲げる「経済発展」の落とし穴のように思えます。
昔子供と読んだミヒャエルエンデの「モモ」が、私の原点になっているような気がします。
この本は小学生ぐらいの子供向きかなと思うのですが、私はそのころ痛烈な経済重視の社会批判と受け止めました。
経済発展を否定する訳ではありませんが、その陰で失われていくものも私は気になっています。



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