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2015
05.15

畑におはよう!

母が亡くなり四十九日の法要も済ませました。
私が作った野菜での食事を「美味しい」と言って喜んでくれたり、縁側の庭を眺めて「あれ、何という花や?」と聞いたりという日常は無くなりました。
やっと畑にも向き合うようになりましたが、以前のような張り合いはありません。

いいものを収穫した時も、まず母のところに「見て見て…」と子どものようにはしゃしで持って行って見せていました。
母はそんなとき、衰えていても私の母でした。
「これあんた作ったん。えらいもんやな〜、こんな立派なものつくれて…」といつも褒めてくれていました。

子育てをしていた時に、「子どもは叱るより、褒める方がやる気が起こる」ということをいつもに心がけていたつもりですが、ついつい人は褒めることを忘れています。
その点では、母と一緒に暮らした6年で母は私に教育をしてくれていたのだと思います。
入院した最後の苦しみの中でも、私や周りの人を労り、「ありがとう」と感謝の言葉ばかりを言っていました。
行くといつも、「毎日来ていたら疲れるから、はよ帰って休みや」といってくれていました。

大人になって母と離れて暮らしていた期間が40年で、最後のたった6年の同居ででした。
平凡な母だと思っていましたが、家族のことや家の心配ばかりしていた偉大な母であることに気がつきました。
身をもって教えてくれたことを胸に、私は淋しくなったこの家で平凡ながらも同じ生活を続けていくのだと思います。

今度は、私が作った野菜を孫たちが「美味しいね」といってくれるように、「安全な野菜」を届けたいものです。
結局は、「誰のためでもなく自分のため」なんですよね。
そして、最後には「ありがとう」の言葉でお別れをしなくてはなりません。

朝の畑に私の部屋から「おはよう」です。
これからも、よろしく!

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