8月の28日早朝、車で自宅を娘と出発しました。
天気は心配だったが、八方尾根を八方池まで往復してきました。
山は、もう秋の気配でした。
ここからの、白馬三山や五竜岳など見せてあげたかったのですが一面のガスで視界はゼロでした。
雨が降らなかったのがせめてもの慰めでしたが、高山の尾根歩きは娘には初めての経験で、視界が無くても山の雄大さは感じたようでした。
お花を見ながらの山歩きは私も久しぶりでしたが、山のお花は素朴で可愛らしく心和ませるものでした。
長い間続けてきたのは、山で迎えてくれる花の魅力も大きかったことを思いだし、歩ける限り山にまた登りたいと改めて思いました。
短い時間に出会えたお花たち。
登山に夢中になっていた時は、いつも帰るとお花の名前を調べていました。
花は良く知っているのに名前が出てこないのが多いことに気がつきました。
今回はまた久しぶりに調べてみることにしました。
しかし高山植物の名前を間違いなく調べるのは難しく、間違っているかも知れません。
もしも間違いに気付かれたら、お知らせ下されば嬉しいです。
こうして、写真を見ていると自然の寄せ植えですね。
半日の山歩きでこんなにたくさんのお花に出会えるとは思いませんでした。
タムラソウ(田村草)このお花がたくさん咲いていました。ほうんとうにアザミと間違えやすいです。
●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島に分布しています。山地の草原に生え、高さは50~150センチになります。「アザミ」によく似ていますが、葉は羽状に深裂から全裂して棘がありません。両面に細い毛が生えています。8月から10月ごろ、茎の先に紅紫色の頭花を上向きに咲かせます。名前の由来はわからないそうです。(以下weblio植物図鑑より引用)

ハイマツののなかに、ピンクが鮮やかです。

ドライフラワーになったタムラソウ。タンポポのように種を飛ばすそうです。

ウメバチソウ(梅鉢草)とても小さくて可愛いお花です。これもたくさん咲いていました。
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や台湾、東アジア北部に分布しています。日当たりのよい山地の草原や湿地に生え、高さは20センチほどになります。葉は広卵形で基部は心形、茎葉は柄がなく茎を抱きます。8月から10月ごろ、「ウメ」に似た白色の花を1個だけ咲かせます。花には大きな仮雄芯があり、先が糸状に15~22個に分かれます。名前は「梅鉢紋」を想わせることから。

アリが密を求めてか、這い上がっていました。

根出葉は柄があってハート形。花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。(引用)とありましたので,もう一枚写真を良く見たら、ハート形の葉っぱがありました。写真を撮っている時は気がつきませんでした。

イワショウブ (岩菖蒲)
●わが国の固有種で、本州の伯耆大山以北に分布しています。亜高山帯の湿原に生え、高さは20~50センチほどになります。葉は「ショウブ」に似て線形で根生します。8月から9月ごろ、茎の先に小さな白色の花を咲かせます。花序には腺毛があり粘ります。果実は秋に赤く熟し、目立ちます。

ホタルブクロ (蛍袋)園芸種のホタルブクロは家の庭で凄い繁殖をしています。やっぱり、私は山のホタルブクロが好きです。白と言っても、これは真っ白ではありません。家のは真っ白で花も大きいです。
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。丘陵や山地に生え、高さは30~80センチになります。根生葉には翼のある長い柄があり、茎葉は互生します。6月から7月ごろ、白色または淡紫色で、内面に紫色の斑がある鐘状の花を下向きに咲かせます。萼片のあいだに反り返る三角形の副萼片があることが特徴です。名前の由来は、この花にホタルを入れて提げたことからとか、提灯(火垂る袋)に似ているからとかいろいろです。

赤色はこれだけでした。

カライトソウ(唐糸草)とシモツケソウ(下野草)で自然に寄せ植えになっています。

マツムシソウ(松虫草)私はこの花を白山で初めてみた時の感動を忘れません。山に似合わない美さだと思いました。なのに名前が「マツムシ」とは…。花の名前の付け方は、けっこういい加減なんですね。
●わが国の各地に分布しています。山地の草原に生え、高さは60~90センチになります。茎の中部以下の葉は羽状に裂け、上部の葉は線形です。8月から10月ごろ、薄紫色の頭花を咲かせます。名前は松虫の鳴くころに咲くからとか、果実のかたちが巡礼の持つ松虫鉦(まつむしかね)に似ているからなどといわれています。

アップで見るとこんな感じです。イワショウブと一緒が多いですね。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)これは良く見かけます。夏でも咲いていたと思うのですが…
●わが国の各地をはじめ、北半球に広く分布しています。日当たりのよい山地に生え、高さは30~80センチになります。8月から11月ごろ、茎の先の総状花序に多くの黄色い花を咲かせます。アメリカでは開拓前からインディアンの重要な薬草となっていました。整腸剤や風邪薬、怪我の治療にも効果があるとされ、今でも民間薬としてひろく使われています。別名で「あわだちそう(泡立草)」とも呼ばれます。

シャジン (深山沙参)ツリガネニンジンと分りにくいのですが…ワレモコウ (吾木香)と一緒に。
●わが国の本州、中部地方以北に分布しています。亜高山帯から高山帯の岩礫地に生え、高さは20~40センチになります。「ヒメシャジン」の変種で、花柱が花冠から突き出るのが特徴です。また萼片は披針形で全縁です。8月から9月ごろ、紫色のベル形の花を咲かせます。

リンドウ (龍胆)と一緒。秋らしいですね。

ツリガネニンジン(釣鐘人参)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島から中国に分布しています。山地にふつうに生え、高さは60~100センチほどになります。茎葉は卵状楕円形で鋸歯があり、3~4個が輪生まれに対生します。8月から10月ごろ、茎の上部に薄紫色または白色をした釣鐘状の小さな花を輪状に咲かせます。萼片には鋸歯があります。若芽は「ととき」と呼ばれ、春の山菜です。名前は、根のかたちが「ちょうせんにんじん」に似ていることから。

ナナカマド(七竃)秋に葉や実が真っ赤になり綺麗です。白い花も綺麗です。
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や南千島、サハリンに分布しています。山地から亜高山帯に生え、高さは6~10メートルになります。若木の樹皮は淡褐色で楕円形の皮目があり、成木になると暗灰色で浅く裂けます。葉は奇数羽状複葉で、小葉は4~7対あり披針形から長楕円形、先端は鋭く尖ります。5月から7月ごろ、枝先の複散房花序に白い花を咲かせます。果実はナシ状果で、秋に赤く熟します。名前は、材質が硬くて燃えにくく、七度かまどにくべても燃え残ることから。

シモツケソウ(下野草)
●わが国の固有種で、本州の関東地方以西から四国、九州に分布しています。山地の日あたりのよいところに生え、高さは30~90センチになります。葉は掌状複葉です。6月から8月ごろ、茎の先端に小さなピンク色または白色の花を咲かせます。花もちがよく上品なので、むかしからお茶席に飾られていたといいます。

夏は綺麗なお花畑だったでしょうね。

タテヤマウツボグサ(立山靫草)
●わが国の固有種で、本州の中部地方以北の日本海側に分布しています。亜高山帯から高山帯の草地に生え、高さは20~40センチになります。平地に生える「ウツボグサ」と似ていますが、全体に大きくて葉柄がほとんどなく、茎の基部から走出枝を出さないのが特徴です。6月から8月ごろ、筒形の花序に、鮮やかな紫色の唇形花を咲かせます。

ワレモコウ (吾木香)お花屋さんにありますね。
●わが国の各地をはじめ、アジアからヨーロッパに広く分布しています。丘陵から山地の日あたりのよい草地に生え、高さは50~100センチになります。葉は奇数羽状複葉で、長楕円形の小葉は2~6対あります。8月から10月ごろ、枝の先に楕円形の花序をだし、上から下へと開花します。花弁はなく4個の暗赤紫色の萼片がつきます。秋の七草のひとつとしても知られています。

ミヤマタンポポ(深山蒲公英)家の畑で見かけるのは西洋タンポポばかりです。
●わが国の固有種で、本州の中部地方北部に分布しています。高山帯の草地や砂礫地などに生え、高さは10~20センチになります。葉は根生し、羽状に中裂から深裂します。6月から8月ごろ、花茎を伸ばして黄色い頭花を咲かせます。総苞外片の長さが内片の2分の1から3分の2なのが特徴です。別名で「タテヤマタンポポ(立山蒲公英)」とも呼ばれます。


カライトソウ(唐糸草)
●わが国の固有種で、本州の中部地方北部から北陸地方に分布しています。亜高山帯から高山帯の砂礫地や草地に生え、高さは40~80センチになります。葉は11~13個の奇数羽状複葉で、根生します。7月から9月ごろ、花茎を伸ばして、円筒形の花序に紅紫色の花を咲かせます。花弁はなく、長く伸びた雄しべが目立ちます。名前は、この花糸を中国から渡来した絹糸に喩えたもの。

ハイマツ(這松)
●わが国の本州、中部地方以北から北海道、それにカムチャッカ半島、東シベリアに分布しています。亜高山帯から高山帯に生え、高さは1~2メートルになります。枝は長く匍匐して広がります。ハイマツ帯では、広大な群落を形成します。葉は針形で5個ずつ叢生します。6月ごろ開花して、翌年の夏から秋には小さな球果となります。この種子はライチョウの餌になります。


クモマミミナグサ(雲間耳菜草)初めて名前を知りました。こんな感じはイワツメクサかなとずっと思っていました。
●わが国の固有種で、本州の中部地方、北アルプス北部に分布しています。「ミヤマミミナグサ」の変種です。亜高山帯から高山帯の砂礫地や岩場に生え、高さは5~20センチになります。葉は狭卵形で対生し、先端が尖りません。茎と葉の縁は暗紫色になります。7月から8月ごろ、枝先に白色の花を咲かせます。花弁の先端から3分の1ほど2裂するのが特徴です。

天気は心配だったが、八方尾根を八方池まで往復してきました。
山は、もう秋の気配でした。
ここからの、白馬三山や五竜岳など見せてあげたかったのですが一面のガスで視界はゼロでした。
雨が降らなかったのがせめてもの慰めでしたが、高山の尾根歩きは娘には初めての経験で、視界が無くても山の雄大さは感じたようでした。
お花を見ながらの山歩きは私も久しぶりでしたが、山のお花は素朴で可愛らしく心和ませるものでした。
長い間続けてきたのは、山で迎えてくれる花の魅力も大きかったことを思いだし、歩ける限り山にまた登りたいと改めて思いました。
短い時間に出会えたお花たち。
登山に夢中になっていた時は、いつも帰るとお花の名前を調べていました。
花は良く知っているのに名前が出てこないのが多いことに気がつきました。
今回はまた久しぶりに調べてみることにしました。
しかし高山植物の名前を間違いなく調べるのは難しく、間違っているかも知れません。
もしも間違いに気付かれたら、お知らせ下されば嬉しいです。
こうして、写真を見ていると自然の寄せ植えですね。
半日の山歩きでこんなにたくさんのお花に出会えるとは思いませんでした。
タムラソウ(田村草)このお花がたくさん咲いていました。ほうんとうにアザミと間違えやすいです。
●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島に分布しています。山地の草原に生え、高さは50~150センチになります。「アザミ」によく似ていますが、葉は羽状に深裂から全裂して棘がありません。両面に細い毛が生えています。8月から10月ごろ、茎の先に紅紫色の頭花を上向きに咲かせます。名前の由来はわからないそうです。(以下weblio植物図鑑より引用)

ハイマツののなかに、ピンクが鮮やかです。

ドライフラワーになったタムラソウ。タンポポのように種を飛ばすそうです。

ウメバチソウ(梅鉢草)とても小さくて可愛いお花です。これもたくさん咲いていました。
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や台湾、東アジア北部に分布しています。日当たりのよい山地の草原や湿地に生え、高さは20センチほどになります。葉は広卵形で基部は心形、茎葉は柄がなく茎を抱きます。8月から10月ごろ、「ウメ」に似た白色の花を1個だけ咲かせます。花には大きな仮雄芯があり、先が糸状に15~22個に分かれます。名前は「梅鉢紋」を想わせることから。

アリが密を求めてか、這い上がっていました。

根出葉は柄があってハート形。花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。(引用)とありましたので,もう一枚写真を良く見たら、ハート形の葉っぱがありました。写真を撮っている時は気がつきませんでした。

イワショウブ (岩菖蒲)
●わが国の固有種で、本州の伯耆大山以北に分布しています。亜高山帯の湿原に生え、高さは20~50センチほどになります。葉は「ショウブ」に似て線形で根生します。8月から9月ごろ、茎の先に小さな白色の花を咲かせます。花序には腺毛があり粘ります。果実は秋に赤く熟し、目立ちます。

ホタルブクロ (蛍袋)園芸種のホタルブクロは家の庭で凄い繁殖をしています。やっぱり、私は山のホタルブクロが好きです。白と言っても、これは真っ白ではありません。家のは真っ白で花も大きいです。
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。丘陵や山地に生え、高さは30~80センチになります。根生葉には翼のある長い柄があり、茎葉は互生します。6月から7月ごろ、白色または淡紫色で、内面に紫色の斑がある鐘状の花を下向きに咲かせます。萼片のあいだに反り返る三角形の副萼片があることが特徴です。名前の由来は、この花にホタルを入れて提げたことからとか、提灯(火垂る袋)に似ているからとかいろいろです。

赤色はこれだけでした。

カライトソウ(唐糸草)とシモツケソウ(下野草)で自然に寄せ植えになっています。

マツムシソウ(松虫草)私はこの花を白山で初めてみた時の感動を忘れません。山に似合わない美さだと思いました。なのに名前が「マツムシ」とは…。花の名前の付け方は、けっこういい加減なんですね。
●わが国の各地に分布しています。山地の草原に生え、高さは60~90センチになります。茎の中部以下の葉は羽状に裂け、上部の葉は線形です。8月から10月ごろ、薄紫色の頭花を咲かせます。名前は松虫の鳴くころに咲くからとか、果実のかたちが巡礼の持つ松虫鉦(まつむしかね)に似ているからなどといわれています。

アップで見るとこんな感じです。イワショウブと一緒が多いですね。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)これは良く見かけます。夏でも咲いていたと思うのですが…
●わが国の各地をはじめ、北半球に広く分布しています。日当たりのよい山地に生え、高さは30~80センチになります。8月から11月ごろ、茎の先の総状花序に多くの黄色い花を咲かせます。アメリカでは開拓前からインディアンの重要な薬草となっていました。整腸剤や風邪薬、怪我の治療にも効果があるとされ、今でも民間薬としてひろく使われています。別名で「あわだちそう(泡立草)」とも呼ばれます。

シャジン (深山沙参)ツリガネニンジンと分りにくいのですが…ワレモコウ (吾木香)と一緒に。
●わが国の本州、中部地方以北に分布しています。亜高山帯から高山帯の岩礫地に生え、高さは20~40センチになります。「ヒメシャジン」の変種で、花柱が花冠から突き出るのが特徴です。また萼片は披針形で全縁です。8月から9月ごろ、紫色のベル形の花を咲かせます。

リンドウ (龍胆)と一緒。秋らしいですね。

ツリガネニンジン(釣鐘人参)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島から中国に分布しています。山地にふつうに生え、高さは60~100センチほどになります。茎葉は卵状楕円形で鋸歯があり、3~4個が輪生まれに対生します。8月から10月ごろ、茎の上部に薄紫色または白色をした釣鐘状の小さな花を輪状に咲かせます。萼片には鋸歯があります。若芽は「ととき」と呼ばれ、春の山菜です。名前は、根のかたちが「ちょうせんにんじん」に似ていることから。

ナナカマド(七竃)秋に葉や実が真っ赤になり綺麗です。白い花も綺麗です。
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や南千島、サハリンに分布しています。山地から亜高山帯に生え、高さは6~10メートルになります。若木の樹皮は淡褐色で楕円形の皮目があり、成木になると暗灰色で浅く裂けます。葉は奇数羽状複葉で、小葉は4~7対あり披針形から長楕円形、先端は鋭く尖ります。5月から7月ごろ、枝先の複散房花序に白い花を咲かせます。果実はナシ状果で、秋に赤く熟します。名前は、材質が硬くて燃えにくく、七度かまどにくべても燃え残ることから。

シモツケソウ(下野草)
●わが国の固有種で、本州の関東地方以西から四国、九州に分布しています。山地の日あたりのよいところに生え、高さは30~90センチになります。葉は掌状複葉です。6月から8月ごろ、茎の先端に小さなピンク色または白色の花を咲かせます。花もちがよく上品なので、むかしからお茶席に飾られていたといいます。

夏は綺麗なお花畑だったでしょうね。

タテヤマウツボグサ(立山靫草)
●わが国の固有種で、本州の中部地方以北の日本海側に分布しています。亜高山帯から高山帯の草地に生え、高さは20~40センチになります。平地に生える「ウツボグサ」と似ていますが、全体に大きくて葉柄がほとんどなく、茎の基部から走出枝を出さないのが特徴です。6月から8月ごろ、筒形の花序に、鮮やかな紫色の唇形花を咲かせます。

ワレモコウ (吾木香)お花屋さんにありますね。
●わが国の各地をはじめ、アジアからヨーロッパに広く分布しています。丘陵から山地の日あたりのよい草地に生え、高さは50~100センチになります。葉は奇数羽状複葉で、長楕円形の小葉は2~6対あります。8月から10月ごろ、枝の先に楕円形の花序をだし、上から下へと開花します。花弁はなく4個の暗赤紫色の萼片がつきます。秋の七草のひとつとしても知られています。

ミヤマタンポポ(深山蒲公英)家の畑で見かけるのは西洋タンポポばかりです。
●わが国の固有種で、本州の中部地方北部に分布しています。高山帯の草地や砂礫地などに生え、高さは10~20センチになります。葉は根生し、羽状に中裂から深裂します。6月から8月ごろ、花茎を伸ばして黄色い頭花を咲かせます。総苞外片の長さが内片の2分の1から3分の2なのが特徴です。別名で「タテヤマタンポポ(立山蒲公英)」とも呼ばれます。


カライトソウ(唐糸草)
●わが国の固有種で、本州の中部地方北部から北陸地方に分布しています。亜高山帯から高山帯の砂礫地や草地に生え、高さは40~80センチになります。葉は11~13個の奇数羽状複葉で、根生します。7月から9月ごろ、花茎を伸ばして、円筒形の花序に紅紫色の花を咲かせます。花弁はなく、長く伸びた雄しべが目立ちます。名前は、この花糸を中国から渡来した絹糸に喩えたもの。

ハイマツ(這松)
●わが国の本州、中部地方以北から北海道、それにカムチャッカ半島、東シベリアに分布しています。亜高山帯から高山帯に生え、高さは1~2メートルになります。枝は長く匍匐して広がります。ハイマツ帯では、広大な群落を形成します。葉は針形で5個ずつ叢生します。6月ごろ開花して、翌年の夏から秋には小さな球果となります。この種子はライチョウの餌になります。


クモマミミナグサ(雲間耳菜草)初めて名前を知りました。こんな感じはイワツメクサかなとずっと思っていました。
●わが国の固有種で、本州の中部地方、北アルプス北部に分布しています。「ミヤマミミナグサ」の変種です。亜高山帯から高山帯の砂礫地や岩場に生え、高さは5~20センチになります。葉は狭卵形で対生し、先端が尖りません。茎と葉の縁は暗紫色になります。7月から8月ごろ、枝先に白色の花を咲かせます。花弁の先端から3分の1ほど2裂するのが特徴です。

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